一工薬がプラスに転じる、光硬化樹脂用材料大幅伸長で上期営業利益2ケタ増
第一工業製薬<4461>が後場プラスに転じている。午後2時ごろに発表した第2四半期累計(4~9月)連結決算が、営業利益17億7700万円(前年同期比11.7%増)、純利益10億1400万円(同9.1%増)と2ケタ営業増益となったことが好感されている。
IT・電子材料用途の光硬化樹脂用材料が大幅に伸長した一方、世界的な新型コロナウイルスの感染抑制による外出自粛や移動制限の影響を受けて、自動車関連分野の需要が落ち込み、売上高は280億1200万円(同7.9%減)と減収となった。ただ、電子デバイス材料セグメントが増収となったことや、価格是正の営業努力、外出自粛や移動制限などによる営業経費の減少などが寄与し、営業利益は2ケタ増となった。
なお、21年3月期通期業績予想は、売上高615億円(前期比0.1%増)、営業利益42億円(同1.1%増)、純利益28億円(同39.0%増)の従来見通しを据え置いている。
株探ニュース