８日の東京株式市場は、様子見ムードのなか方向感が定まらない展開が予想される。前日の米国株市場では主要株価指数が反落したことで、リスク選好ムードとはなりづらいが、外国為替市場で１ドル＝１０７円台前半とやや円安方向に傾いていることは追い風材料として意識される。日経平均は２万１０００円台前半で売り買いが交錯する地合いとなろう。米中貿易協議を前に、きょうから、国慶節で休場となっていた中国・上海株市場も再開されることで、取引時間中は同市場の状況などもマーケットの関心を集めそうだ。

７日の米株式市場では、ＮＹダウ平均株価が前営業日比９５ドル７０セント安の２万６４７８ドル０２セントと反落。ナスダック総合株価指数は、同２６．１８０ポイント安の７９５６．２９４だった。

日程面では、きょうは８月の家計調査、８月の国際収支、９月の景気ウォッチャー調査などが発表されるほか、マザーズ市場にＨＥＮＮＧＥ<4475>、ＡＩ　ＣＲＯＳＳ<4476>が新規上場する。海外では９月の米生産者物価指数、９月の財新中国非製造業ＰＭＩが発表。また、ノーベル物理学賞の発表も予定されている。

出所：MINKABU PRESS

株探ニュース