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【村瀬智一が斬る!深層マーケット】「成長戦略」重点投資17テーマの循環物色か

市況
2025年11月8日 8時00分

「『成長戦略』重点投資の17テーマの循環物色か」

●半導体・AI関連株の調整が重荷に

今週の日経平均株価は急落し、5日には4万9000円割れ寸前まで売り込まれる場面があった。前週は3100円を超す上昇をみせていたが、日経平均株価を牽引してきたソフトバンクグループ <9984> [東証P]やアドバンテスト <6857> [東証P]といった 半導体人工知能(AI)関連株の調整が重荷となった。特にこの2社は指数インパクトの大きい値がさハイテク株であるため、その株価インパクトによって日経平均株価が大きく振らされる形だった。

また、同様に「高市トレード」で上昇が目立っていた 防衛関連株にも持ち高調整の売りが目立った。もっとも、高市政権による「日本成長戦略本部」において重点投資の対象となるAI・半導体、防衛産業、航空・宇宙、情報通信、防災・国土強靱化など17の戦略分野に対する注目度は高く、これら関連テーマによる循環物色が意識されやすいだろう。足もとで調整している半導体やAI、防衛関連は目先的には持ち高調整が続きそうだが、循環物色の流れの中で冷静に押し目を狙いたい。

●活躍が期待される「注目5銘柄」

◆日本製鋼所 <5631> [東証P]

樹脂機械製品を核とした産業機械事業と、社会インフラ・各種プラントで使用される特殊な鋼部材を手掛ける素形材・エンジニアリング事業を展開。原子炉の圧力容器部材や防衛機器も手掛けており、「高市トレード」関連銘柄として10月29日には1万0475円まで買われたが、その後は大きく下落し、10月上旬の急伸前の水準まで調整した。だが、需給整理は進んだとみられ、一目均衡表の「雲」下限までの調整を経ての再動意に期待したい。

◆ダイフク <6383> [東証P]

マテリアルハンドリングシステムの世界的トップメーカー。物流システムに関するコンサルティングとエンジニアリングなどを手掛け、食品・医薬品、機械・電機、EC(電子商取引)・通販、冷凍倉庫・低温物流をはじめとする様々な業界のニーズに応え得る自動倉庫を提案する。株価は8月初旬に急伸した後は、利食いを交えながらも上向きで推移する13週移動平均線を支持線としたトレンドを形成しており、同線に接近する局面では押し目待ち狙いのスタンスで臨みたい。

◆KOKUSAI ELECTRIC <6525> [東証P]

半導体製造の前工程における成膜プロセスに特化。AI半導体の需要増を背景に、強みとする成膜装置などの引き合いは好調に推移しているとみられる。極めて薄い膜を原子レベルで精密に堆積させるALD(原子層堆積)装置のバッチ式では、グローバル競争力を誇る。株価は9月4日安値の2607円を基点とする上昇基調を維持。短期的な過熱感は警戒されるものの、昨年7月につけた上場来高値5940円に迫っており、高値更新からの一段高に期待したい。

◆ミネベアミツミ <6479> [東証P]

ベアリング・小型モーターを得意とする精密部品メーカー。11月6日に今期2度目となる2026年3月期業績予想の修正を発表。連結営業利益を従来予想の900億~1000億円から1000億円に見直している。スマートフォン向けの光デバイスが苦戦しているものの、データセンター向けのベアリングが好調。株価は11月4日につけた3175円をピークに調整しているが、上向きで推移する25日線が支持線として機能しており、リバウンド狙いのスタンスか。

◆住友ファーマ <4506> [東証P]

精神神経領域に強みを持つ医療用医薬品会社。主要製品の前立腺がん治療薬「オルゴビクス」や過活動ぼうこう治療剤「ジェムテサ」の北米での販売が好調で、10月31日には2026年3月期の連結営業利益を従来予想の540億円から980億円に大幅上方修正した。株価はこれが好感されて急伸し、短期的な過熱感は警戒されるものの、2021年6月高値の2363円を射程に入れた。同水準を上抜けば、次のターゲットは18年12月につけた4135円となる。

(2025年11月7日 記)

株探ニュース

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