<注目銘柄>=リボミック、核酸医薬分野の有望株で上値余地大
リボミック<4591>の上値余地が大きそうだ。再生医療や遺伝子治療分野などにマーケットの注目が集まるなか、バイオ関連株への人気が波状的に続いている。そのなか、タンパク質の設計図であるDNA(デオキシリボ核酸)やRNA(リボ核酸)を構成する4種の塩基を組み合わせた核酸分子を用いる薬剤「核酸医薬」分野で有力視されるのが同社だ。
同社は東大発のバイオベンチャー。核酸を活用したアプタマー医薬(分子標的薬)で強みを持ち、その開発力に対するマーケットの期待は強い。具体的には網膜上にある黄斑部が害されて視力障害を起こす眼の難病「加齢黄斑変性症」の治療薬として、同社の「RBM-007」の臨床が米国で進んでいる。今年の夏前には200人以上の被験者を対象とした有効性を確認する試験が開始される見込みにある。
株価は18年1月25日につけた昨年来高値812円が当面の目標となろう。株式需給面では700円台後半から滞留出来高が希薄化し、900円前後までの戻り真空地帯を走る可能性もある。(銀)
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)
株探ニュース