サカタインクス<4633>を見直したい。３月１３日にパッケージ用インキの値上げを発表したことで、業績上振れの可能性が高まっている点に注目したい。

４月９日出荷分からパッケージ用インキ製品を１キログラム当たり４５～６０円値上げすると発表した。酸化チタンなどの原料高に加えて、原油・ナフサ価格高の影響を受けて樹脂・溶剤なども上昇していることなどが要因で、約１０％の値上げになると推測される。

これに対して、国内の包装フィルム業界の値上げが概ね浸透していることから、パッケージ用インキの値上げについても浸透するとの見方が強い。早ければ第３四半期には、パッケージ用インキのマージンは大きく改善する見通しだ。

株価は、２月１４日に発表した１８年１２月期連結業績予想で、経常利益９５億円（前期比１６％減）と２ケタ減益を見込んでいることを受けて急落した。ただ、今回の値上げで業績は上振れが期待でき、株価も本格反騰に向かいそうだ（仁）

出所：みんなの株式（minkabu PRESS）

株探ニュース