サイボウズが急騰、国内クラウド事業の堅調推移で22年12月期業績予想を上方修正
サイボウズ<4776>は急騰で年初来高値を更新。15日の取引終了後、22年12月期の連結業績予想について、売上高を219億6400万円から220億5200万円(前期比19.3%増)へ、営業利益を2億5400万円から6億2600万円(同56.6%減)へ、最終損益を1億6900万円の赤字から2億300万円の黒字(同63.2%減)へ上方修正しており、これを好感した買いが流入している。
国内クラウド事業の売り上げが堅調に推移していることに加え、年内の投資計画を精査するなかで、広告宣伝費、オフィス関連費などの年内に費消しないことが確定した予算が積み上がってきたことが要因としている。
あわせて23年12月期の業績予想について、売上高254億9700万円、営業利益23億7600万円、純利益15億4100万円と増収増益を見込むとしたことも好材料視されている。ストックビジネスであるクラウド事業は契約社数やユーザー数追加も順調であり引き続き拡大する見通し。また、クラウド事業の堅調な売り上げ増加を踏まえ、将来の収益力を高めるための投資を積極的に行うとしている。
株探ニュース