スカラが急反発、第3四半期最終利益7.3倍と期末配当予想の2円増額を好感
スカラ<4845>が急反発している。17日の取引終了後に発表した第3四半期累計(20年7月~21年3月)連結決算が、売上高65億9400万円(前年同期比19.2%増)、営業利益1億5900万円(同46.9%減)、純利益27億1400万円(同7.3倍)となり、最終損益が大幅増益となったことが好感されている。
トレーディングカードゲームのリユースECサイトを運営するEC事業が好調で売上高を牽引したが、新規事業などへの展開に向けた積極的な投資や、人材・教育事業で新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けたことなどで営業利益は減益を余儀なくされた。ただ、子会社株式売却益の計上により最終利益は大幅増益となった。なお、21年6月期通期業績予想は、売上高90億~120億円、営業利益1億~5億円、純利益27億~31億円を見込む。
同時に、16円を予定していた期末配当を18円に引き上げると発表しており、これも好材料視されている。年間配当は34円(前期28円)となる予定だ。
株探ニュース