クリングルが後場にS高、第3相臨床試験の患者組み入れ状況を開示
クリングルファーマ<4884>が後場にストップ高となる前日比100円高の664円に買われる場面があった。午前11時30分、脊髄損傷急性期を対象とする第3相臨床試験の患者組み入れ状況について開示した。当初は2022年中の組み入れ終了を目指すとしていたが、目標症例数の9割超にとどまっているという。新型コロナウイルスの感染再拡大の影響などがあり、引き続き患者の組み入れを継続するとした。同社株は朝方から上昇基調にあったが、今回の開示が投資家の注目を一段と引き付ける格好となった。23年9月期業績に及ぼす影響は軽微とあって、発表を悪材料視する向きは限られ、短期の値幅狙いの買い注文が集まったとみられている。もっとも株価はストップ高をつけた後は戻り売りに押されるなど、荒い動きとなっている。
最終更新日:2023年01月13日 13時28分
株探ニュース