荒川化が3日ぶりに反落、22年3月期営業利益見通しの据え置きを悪材料視
荒川化学工業<4968>が3日ぶりに反落。同社は1日取引終了後、22年3月期連結業績予想について、売上高を790億円から800億円(前期比13.4%増)へ、純利益予想を16億5000万円から17億5000万円(同19.3%減)へ上方修正すると発表したが、営業利益が通期計画に対して高い進捗率であるにもかかわらず据え置かれたため、悪材料視されているようだ。
22年3月期第2四半期(4~9月)連結営業利益は24億7500万円(前年同期比2.6倍)で、通期計画26億円(前期比20.2%減)に対する進捗率は95.2%となった。原料価格上昇やサプライチェーン停滞による影響が一部あったものの、高付加価値製品の拡販などが順調に進捗したほか、子会社の千葉アルコン製造における水素化石油樹脂設備の稼働開始遅延により償却費などが計上されなかったためとしている。
株探ニュース