アース製薬は冴えない動き、ハエ・蚊用市場低調で２２年１２月期業績は計画下振れ
アース製薬<4985>は冴えない動き。３０日の取引終了後、集計中の２２年１２月期連結業績について、売上高が１５５０億円から１５２３億円へ、営業利益が１０７億５０００万円から７４億円へ、純利益が７２億８０００万円から５３億円へ下振れて着地したようだと発表したことが嫌気されている。
会計基準の変更に伴い前の期との単純比較はできないものの、主力の虫ケア用品で国内では天候不順の影響などによりハエ・蚊用市場が低調であり、「アースノーマット」などの売り上げに影響を及ぼしたことが要因。また、需要期を過ぎた１０月以降の返品量が想定を上回ったことも収益を圧迫した。更に、入浴剤、洗口液、衣類用防虫剤がいずれも計画未達となったことや、原材料価格の高騰・為替変動の影響で原価率が想定を上回ったことも響いた。
株探ニュース