藤コンポが上昇加速、中低株物色人気に乗り3年3か月ぶり高値圏浮上
藤倉コンポジット<5121>が大幅高で6連騰と上げ足を加速させている。株価は2018年5月以来3年3か月ぶりの高値水準に浮上した。株価3ケタ台の中低位株人気が続くなか、PER6倍台、PBR0.6倍台と指標面から超割安圏にあることで水準訂正高を見込んだ資金の流入が加速している。同社はゴム加工品や産業用資材の大手メーカーで、ゴルフ用カーボンシャフトなども製造する。また、同社が手掛けるマグネシウム空気電池「WattSatt(ワットサット)」はマグネシウムを電極に使用した大容量電池で、非常時の充電用などで需要開拓が期待されている。足もとの業績も好調で、22年3月期営業利益は従来予想の11億円から30億円(前期比2.6倍)に大幅増額しマーケットの注目を誘った。
株探ニュース