オハラが大幅続伸、オールジャパンによる全固体電池開発で関連銘柄物色の中心に
オハラ<5218>が大幅続伸。NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)が15日、全固体リチウムイオン電池を早期実用化するための研究開発プロジェクトの第2期をスタートさせたと発表。同プロジェクトには、自動車・蓄電池・材料メーカー23社と大学・公的研究機関15法人が連携・協調する「オールジャパン」で取り組むとしていることから、全固体電池関連の一角として物色人気が高まっているようだ。
同社は、1995年に酸化物系の無機固体電解質であるリチウムイオン伝導性ガラスセラミックス「LICGC」を開発したが、同製品は酸化物系固体電解質のなかでも高いイオン伝導度を持ち、大気中および水や有機溶剤中で安定かつ不燃性を有する安全性の高い材料であることから、全固体電池の固体電解質としての利用が期待されている。また、16年8月には酸化物系材料を用いた全固体電池において、マイナス30℃の低温下でも駆動する電池の試作・実証に成功したと発表しており、関連銘柄の代表格として注目されている。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)
株探ニュース