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リソル Research Memo(7):「リソルスタイル」を徹底し事業環境の変化に対応 2019年3月期通期達成目指す

特集
2018年12月19日 15時06分

■業績動向

1. 2019年3月期第2四半期の業績動向

リソルホールディングス<5261>の2019年3月期第2四半期の業績は、売上高11,362百万円(前年同期比2.2%減)、営業利益760百万円(同1.9%減)、経常利益723百万円(同2.9%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益110百万円(同80.9%減)となった。ホテルやゴルフ場の運営事業で、台風、地震、豪雨や猛暑といった自然災害の影響は生じたものの、太陽光関連の設備・不動産における開発利益等が寄与したことにより営業利益は微減益にとどめることができた。しかし、貸倒引当金繰入額の発生など特別損失が膨らんだこと、連結子会社で法人税等調整額を計上したことから、親会社株主に帰属する四半期純利益は比較的大きな減益となった。

自然災害と前期特殊事情を考慮すれば、各事業とも順調に進捗

2. 2019年3月期第2四半期のセグメント事業別業績動向

ホテル運営事業では、2018年6月に「ホテルリソル京都 河原町三条」、同年8月に「ホテルリソル京都 四条室町」が運営を開始した。業界の追い風を受けビジネス・観光・インバウンドの需要を順調に取込んだ。また、ホテルの特性に合ったマネジメント戦略を徹底し、延泊数・客室当たりの単価・労働時間当たり利益など、既存ホテルで正味の運営収益性も順調に向上した。このほか営業戦略を見直したリゾートホテルが業績に寄与した。しかし、新規ホテルの立ち上げコストに加え、北海道地震や台風の影響を受け、売上高4,569百万円(前年同期比5.6%増)、セグメント利益811百万円(同8.5%減)となった。

ゴルフ運営事業では、自動精算機の開発し導入を開始した。会員のロイヤルティマネジメントを強化する考えで、リソルカード会員向けにポイントキャンペーンやイベントを開催した。「南栃木ゴルフ倶楽部」では効率運営スタイルを確立し生産性が向上した。本年9月より女性や初心者にやさしいプレースタイル「はじめてのゴルフ」をスタートしメディアを活用したPRを展開。またバンケット事業が地域に浸透・定着し、さらにイベント企画を工夫するなどゴルフ場の利用率向上に寄与している。しかし、各事業の中で最も強く自然災害の影響を受けたこと、前期増益をけん引した「中京ゴルフ倶楽部 石野コース」の経営開始に伴う一時的な収益がなくなったことにより売上高2,818百万円(同9.9%減)、セグメント利益167百万円(同22.1%減)とやや厳しい結果になった。

CCRC事業では、「リソル生命の森」を上級化路線に戦略転換。ホテル運営では、一部ログハウスを全面リニューアルするなど施設のグレードアップに伴い顧客単価の向上を図った。またゴルフ場運営では、営業施策により来場者のリピート率などの向上につなげた。さらに、バンケット事業も地元食材を使ったバーベキュープランなどが人気を博し来場促進に寄与した。「大学連携型CCRC」を見据え健康寿命延伸を目的とした「リソルウェルネスプログラム」の質・量を改善した。この結果、売上高は1,490百万円(同0.2%減)、セグメント利益50百万円(3.4%減)となった。

福利厚生事業では、利用率の向上のため、システム合理化や利用者のニーズに合わせた新規業務提携を積極的に進めた。会員専用WEBサイト「メンバーズナビ」や「会報誌・季刊誌」を改善し、利用者に対し「お得情報」をメルマガ配信するなどタイムリーな告知強化に徹した。これら施策により順調にメニューの利用率を増やし、コストダウンも計画どおり進捗。売上高は742百万円(同42.2%増)、セグメント損失は159百万円(88百万円改善)となった。

再生エネルギー事業では、太陽光関連の設備・不動産における開発利益等が寄与したことにより、売上高は1,522百万円(同11倍)、セグメント利益は569百万円(同10倍)となった。

不動産関連事業では、東伊豆などの保養所を販売、鬼怒川の旅館を転売したが、前期に販売用不動産の売却が多かったことから、売上高は218百万円(同89.1%減)、セグメント利益は11百万円(同97.5%減)となった。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)

《SF》

提供:フィスコ

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