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品川リフラ Research Memo(6):2020年3月期の通期予想は、中期経営計画目標値をクリアーへ

特集
2019年7月12日 15時46分

■今後の見通し

1. 2020年3月期の連結業績予想

品川リフラクトリーズ<5351>の2020年3月期予想は、売上高が前期比5.2%増の125,300百万円、営業利益が同4.2%減の9,800百万円、経常利益が同6.2%減の10,000百万円、売上高経常利益率8.0%、親会社株主に帰属する当期純利益が同3.6%減の6,000百万円としている。中期経営計画の目標値である売上高1,230億円とROS(売上高経常利益率)8%をクリアーする予想となっている。

マグネシアなどの耐火物の主要原材料は、価格の上昇が止まり、調達難も緩和された。同社の原材料調達力の優位性は、若干薄れる。前期は、原材料価格の急騰期に在庫評価益が10億円ほど発生したが、今期の予算には入っていない。人件費は、前期比10億円程度の増加を見込む。

主要顧客となるJFEスチールの2019年3月期の単独粗鋼生産数量は、2,631万トンと前期比215万トン減少した。当初は、2,800万トンを計画していたが、高炉8基のうち3基にトラブルが発生した。現在は、3基とも通常レベルの操業に戻っており、2020年3月期は2,900万トンに再挑戦する。西日本製鉄所倉敷地区で建設中の連続鋳造機が2021年3月期下期に稼働すれば出銑能力を最大限活用でき、粗鋼3,000万トンの体制が整う。

不確定要素は、米中貿易摩擦の影響になる。米国の追加関税は、日本の鉄鋼業界にとって直接的な影響が小さい。懸念されるのは、中国経済の成長率鈍化により中国鋼材の輸出圧力が高まり、安値攻勢により鉄鋼不況を世界に蔓延させることである。2016年3月期に経験しており、日本の鉄鋼企業のトップも今後の行方を注視している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健)

《SF》

提供:フィスコ

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