大平金、前期経常を31%上方修正、配当も45円増額(訂正)
5541大平洋金属【連結】
業績修正PDF
大平洋金属 <5541> [東証P] が4月28日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。22年3月期の連結経常利益を従来予想の99.1億円→129億円(前の期は33.4億円)に31.1%上方修正し、増益率が3.0倍→3.9倍に拡大する見通しとなった。
会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の59.1億円→90億円(前年同期は20.5億円)に52.1%増額し、増益率が2.9倍→4.4倍に拡大する計算になる。
業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の130円→175円(前の期は20円)に大幅増額修正した。
株探ニュース
会社側からの【修正の理由】
連結業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染症(以下、感染症)は国内外の景気へ引き続き影響を及ぼして...
会社側からの【修正の理由】
連結業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染症(以下、感染症)は国内外の景気へ引き続き影響を及ぼしており、経済の先行きは、依然不確実性が高い状態で推移しております。 販売数量面では、ニッケル事業の主需要先であるステンレス鋼業界は、国内外の稼働にばらつきは見られるものの堅調で、概ね前回発表予想通りを見込んでおります。販売価格面では、当社フェロニッケル製品の販売価格形成の指標となる当社適用LMEニッケル価格は、各国の経済回復に伴う堅調なニッケル需要に加え、ウクライナ情勢の緊迫化の影響もあり、前回公表値以上で推移するものと見込んでおります。調達面においては、ニッケル鉱石は生産に見合う数量は確保する見通しの一方で、ニッケル鉱石価格及び燃料、諸原料価格等が高水準で推移しており、生産コストへの影響が見込まれます。また、上記の営業外収益(持分法による投資利益)の内容及び営業外収益(為替差益)の内容のとおり、それぞれ計上を見込んでおります。 感染症の影響につきましては、翌当連結会計年度においても継続するものと考えられますが、そうした事業環境等への対応は、当社グループの中期経営計画において掲げる基本方針等で取り組む活動に合致しており、引き続き、強く推し進めて参ります。 そのため、連結業績予想を上記のとおり修正いたしました。
業績予想の修正
今下期【修正】
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 旧 21.10-03 | 30,615 | 1,770 | 5,918 | 5,050 | 258.9 | 110 | 2022-01-31 |
連結 |
| 新 21.10-03 | 33,031 | 3,854 | 9,004 | 7,963 | 408.3 | 155 | 2022-04-28 |
連結 |
| 修正率 | +7.9 | 2.2倍 | +52.1 | +57.7 | +57.7 | % |
今期【修正】
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 旧 2022.03 | 54,713 | 2,722 | 9,913 | 8,455 | 433.5 | 130 | 2022-01-31 |
連結 |
| 新 2022.03 | 57,129 | 4,806 | 12,999 | 11,368 | 582.9 | 175 | 2022-04-28 |
連結 |
| 修正率 | +4.4 | +76.6 | +31.1 | +34.5 | +34.5 | % |
今期の業績予想
下期業績
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 20.10-03 | 18,955 | -440 | 2,051 | -98 | -5.0 | 20 | 2021-05-11 |
連結 |
| 予 21.10-03 | 33,031 | 3,854 | 9,004 | 7,963 | 408.3 | 155 | 2022-04-28 |
連結 |
| 前年同期比 | +74.3 | 黒転 | 4.4倍 | 黒転 | 黒転 | % |
今期【予想】
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2020.03 | 44,133 | -1,879 | 972 | 625 | 32.1 | 25 | 2020-05-12 |
連結 |
| 2021.03 | 32,217 | -493 | 3,344 | 1,162 | 59.6 | 20 | 2021-05-11 |
連結 |
| 予 2022.03 | 57,129 | 4,806 | 12,999 | 11,368 | 582.9 | 175 | 2022-04-28 |
連結 |
| 前期比 | +77.3 | 黒転 | 3.9倍 | 9.8倍 | 9.8倍 | % |
- ・「予」:予想業績、「旧」:修正前の予想業績、「新」:修正後の予想業績、「実」:実績業績、「変」:決算期変更
- ・ 会計基準および日本会計基準における[連結/非連結]決算区分は右端項目に表記しています。 「連結」:日本会計基準[連結決算]、「単独」:日本会計基準[非連結決算(単独決算)]、「米国」:米国会計基準、「IFRS」:国際会計基準
- ・[連結/非連結]決算区分の変更があった場合は、連続的に業績推移を追えるように、連結と非連結を混在して表示しています。
- ・前期比および前年同期比は、会計基準や決算期間が異なる場合は比較できないため、「−」で表記しています。
- ・米国会計基準と国際会計基準では、「経常益」欄の数値は「税引き前利益」を表記しています。
- ・前期比および前年同期比は、会計基準や決算期間が異なる場合は比較できないため、「-」で表記します。同一の会計基準内で規則変更が行われた場合については、変更は考慮せずに比較を行っています。
- ・予想1株利益、予想1株配当は期中に実施された株式分割など新株発行を反映した現在の発行済み株式数で算出しています。そのため、会社発表の数値と違う場合があります。
- ・業績予想がレンジで開示された場合は中央値を表記しています。
「決算速報」「個別銘柄の決算ページ」で配信する最新の業績情報は、東京証券取引所が提供する適時開示情報伝達システム(TDnet)において、 上場企業が公表する決算短信と同時に配信されたその企業自身の作成によるXBRL(企業の財務情報を電子開示するための世界標準言語)に基づいたデータをそのまま使用しています。 また、業績予想がレンジで開示された場合はレンジの中央値を予想値として採用しています。なお、この配信されたデータには、新興企業を中心に誤ったデータが配信される場合が希にあります。 投資判断の参考にされる場合は、より正確な決算短信のPDFファイルを併せてご確認くださいますようお願いします。