日鋳造が続落、未定としていた21年3月期業績は営業利益55%減で10円減配へ
日本鋳造<5609>が続落している。21日の取引終了後、未定としていた21年3月期業績予想について、売上高117億円(前期比3.2%減)、営業利益1億9000万円(同55.3%減)、純利益1億7000万円(同48.7%減)と大幅減益予想とし、年間配当を前期比10円減の15円にするとしたことが嫌気されている。
第1四半期の素形材部門で、新型コロナウイルス感染症拡大による原油価格の下落を受けて、油井管圧延用鋳鋼品の需要が減少したことに加え、鋳鉄連続鋳造材などの販売が減少したことが響くとしている。
なお、同時に発表した第1四半期(4~6月)連結決算は、売上高25億3400万円(前年同期比2.1%減)、営業損益2000万円の赤字(前年同期3300万円の赤字)、最終利益4800万円(前年同期比3.8倍)だった。
株探ニュース