三菱製鋼が新値街道、株価指標の割安感際立ち今3月期の業績上方修正期待も
三菱製鋼<5632>が大幅高で3連騰、一時5%超の上昇で1418円まで買われ、連日の新高値と気を吐いている。米国株市場ではバイデン政権が掲げる巨額のインフラ投資法案が米議会上院を通過したことで景気敏感セクターに投資資金が向かっているが、東京市場でも海運や鉄鋼株など市況関連株の強さが際立っている。同社は建設機械や自動車向けに特殊鋼やバネを供給しており、収益回復色が強い。22年3月期は営業損益が30億円(前期は49億4300万円の赤字)と黒字化する見通しだが、進捗率から一段の上振れが有力視される。株価指標面でもPER7倍、PBR0.5倍台と割安感が際立っており、依然として上値期待が強い。
株探ニュース