菱製鋼は大幅高、超割安圏でバリュー株素地開花させ来期の収益の伸びにも期待
三菱製鋼<5632>が大幅高、一時9.6%高の1387円まで駆け上がった。自動車やトラック、建設機械、情報家電向けに特殊鋼及び精密ばねなどを製造、素材から製品まで一貫生産できる強みを生かし安定した収益基盤を誇る。23年3月期営業利益は従来予想の55億円から65億円(前期比4%増)に増額したが、続く24年3月期はサプライチェーン問題の収束と値上げ効果の浸透で2ケタの利益成長が有力視される。株価指標面ではPERが依然として8倍未満でPBRは0.4倍台と会社解散価値の半値以下にあり、バリュー株として見直しが急だ。配当利回りも3%台後半と高い。
株探ニュース