UACJが大幅反落、アルミ地金価格が想定より下落し23年3月期業績予想を下方修正
UACJ<5741>が大幅反落している。8日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想について、売上高を9400億円から9000億円(前期比15.0%増)へ、営業利益を310億円から210億円(同64.7%減)へ、純利益を150億円から100億円(同68.8%減)へ下方修正したことが嫌気されている。
消費者の環境意識向上にともなってグローバルで缶材、自動車材を中心としたアルミニウム素材の需要は増加しているものの、足もとのアルミ地金価格が想定よりも下落しており、棚卸資産の影響による収益の悪化が見込まれるという。なお、同時に発表した第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高4897億5800万円(前年同期比34.2%増)、営業利益214億7200万円(同28.1%減)、純利益152億1300万円(同12.1%減)だった。
株探ニュース