新興市場銘柄ダイジェスト:SBIリーシングは大幅反発、坪田ラボがストップ高
<4418> JDSC 729 +8
続伸。29日の取引終了後、デジタル庁から「令和6年度 事業者向け行政手続の各府省庁調査」を受託したと発表し、好感されている。各府省の手続や情報が揃っていないという課題に対し、これまで取り組んできた「データ基盤」関係のノウハウ、及びコンソーシアムの発想や知見、各産業におけるこれまでのDX事業の実績が評価されたものとしている。契約金額は81,444,000円(税込)で、行政手続体験の改善により、事業者の行政手続コスト低減、政府におけるシステム投資・運用費用の適正化が期待される。
<4883> モダリス 138 +13
大幅続伸。24日の「8月19日~22日に米国ボストンで開催される第16回バイオプロセスサミットにおいてMDL-101の筋肉特異的改変型AAVベクター製造開発データの発表を行う」との開示が、引き続き材料視されている模様だ。改変型キャプシドは多くのグループで研究が進み目覚ましい成果を上げているが、一方で実用化に向けた製造はまだ開発途上にある。本学会では、同社が臨床に向けて開発中で筋肉特異的改変型AAVベクターを採用しているMDL-101の製造方法、結果などを含む内容を発表する。
<4890> 坪田ラボ 625 +100
ストップ高、年初来高値更新。25日、坪田一男CEOが参加する研究グループが、革新的なin vitro脈絡膜モデルの開発に成功したことを発表しており、引き続き材料視されているようだ。このモデルは、血管調節を標的とする薬物評価において新たな可能性をもたらすと期待されており、その結果が学術誌「Scientific Reports」に掲載された。
<7776> セルシード 488 -27
反落、29日の取引終了後、東京証券取引所が信用取引による新規の売付け及び買付けに係る委託保証金率を50%以上(うち現金20%以上)とする信用取引の臨時措置を30日売買分から解除すると発表した。また、日本証券金融も30日売買分から貸借担保金率を30%とする増担保金徴収措置を解除すると発表したが、2営業日連続でストップ高をつけた反動で売りが優勢となっている。
<5834> SBIリーシング 3300 +400
大幅反発。25年3月期第1四半期の業績を発表し、営業利益12.23億円(前年同期比13.8%増)、経常利益12.07億円(同14.7%増)と利益が堅調に推移していることが好感されている。JOLCO商品の販売は、前期に十分な在庫を積み上げたこと、営業体制の整備・強化に取り組んだことに加え、堅調な投資家需要を受けて好調に推移している。機材納入の遅れによりJOL商品の販売実績がないため、売上高は前年同期を大幅に下回っているが、通期の販売計画について変更はないとした。
<3063> jGroup 709 +11
続伸、年初来高値更新。25年2月期通期業績予想の上方修正を発表し、好材料視されている。売上高を従来予想の105.50億円から106.00億円(0.5%増)へ、経常利益を3.15億円から4.10億円(30.2%増)へ修正した。前回、業績予想を公表した時点より、前期に行った既存店舗のリニューアル、生産性の向上やコストコントロールなどに取り組んだ効果により収益性がさらに向上した。また、営業店舗物件の立退きによる特別利益を25年2月期第2四半期に計上する予定としている。
《ST》
株探ニュース