アルインコが反落、上期決算は増収増益も材料出尽くし感強まる
アルインコ<5933>が反落している。20日の取引終了後に発表した第2四半期累計(3月21日~9月20日)連結決算は、売上高298億5200万円(前年同期比11.7%増)、営業利益10億200万円(同8.7%増)と増収増益となったものの、株価は前日まで6日続伸していただけに、材料出尽くし感から利益確定売りが出ているようだ。
コア事業である仮設機材の製造・販売とレンタル事業が好調に推移した。原材料価格の高止まりや円安の進行による仕入コストの上昇が販売価格の値上げに先行する状況が継続したものの、増収効果で増益を確保した。なお最終利益は、為替予約によるヘッジ効果や外貨建て資産の評価で為替差益を計上したことから、12億2200万円(同63.4%増)と大幅増益となった。
23年3月期通期業績予想は、売上高580億2000万円(前期比5.0%増)、営業利益15億4000万円(同37.6%増)、純利益10億1000万円(同2.2倍)の従来見通しを据え置いている。
株探ニュース