アイ・アールジャパンホールディングス<6035>は、好業績を背景に更なる上値を目指す動きへ進みそうだ。

同社は、企業のＩＲやＳＲ（株主情報）に特化したコンサルティングを展開しており、機関投資家や「物言う株主」といわれるアクティビストに関する独自のデータを大量に蓄積・分析し、顧客に提案できるのが強み。足もとはアクティビスト対応や支配権獲得を目的とした大型ＰＡ（プロキシ・アドバイザリー）、ＦＡ（フィナンシャル・アドバイザリー）案件の受託が急拡大しており、業績を牽引している。

２０年３月期業績予想は、上期決算発表時に営業利益予想を２１億５０００万円から２６億円（前期比８１％増）に上方修正したが、大型案件が増加していることを考慮するとまだ保守的との見方が強い。中期的にもアクティビストの動き活発化や大型案件が増えている現状を考慮すると、引き続き高成長が期待でき、２１年３月期同３７億円を見込む調査機関もある。（仁）

出所：MINKABU PRESS

株探ニュース