ベクトルが急反騰、第3四半期営業利益前年並みも9~11月期では大幅増益
ベクトル<6058>が急反騰している。14日の取引終了後に発表した第3四半期累計(20年3~11月)連結決算が、売上高275億2200万円(前年同期比0.8%増)、営業利益20億1600万円(同横ばい)、最終損益7500万円の黒字(前年同期2500万円の赤字)となり、9~11月期では同62.2%と大幅な営業増益となったことが好感されている。
ダイレクトマーケティングで期初に戦略的に投下した広告が大きく寄与したことにより計画以上の新規顧客を獲得したほか、プレスリリースの利用企業者数が大きく増加し全体の売上高、営業利益はともに前年並みに回復した。また、のれん償却費の負担がなくなったこと、更に保有する株式の一部の売却に伴い売却益を計上したことも寄与した。
なお、21年2月期通期業績予想は、売上高370億円(前期比0.5%増)、営業利益23億円(同20.4%減)、最終損益6億3000円の黒字(前期1億9900万円の赤字)の従来見通しを据え置いている。
株探ニュース