ベクトルがS高カイ気配、国内PR・広告事業好調で第1四半期営業利益は大幅黒字転換
ベクトル<6058>は朝方から買いが殺到し、ストップ高の1095円水準でカイ気配となっている。15日の取引終了後に発表した第1四半期(3~5月)連結決算が、売上高111億4400万円(前年同期比24.4%増)、営業利益11億6700万円(前年同期1600万円の赤字)、最終利益4億4300万円(同1億6300万円の赤字)となり、営業損益が大幅に黒字転換したことが好感されている。
オンラインを活用したPRイベントやSNSを活用したライブコマース支援などデジタル領域における新しいサービスを積極的に展開したことで、国内のPR・広告事業売上高が回復し過去最高を更新したことが牽引役となった。また、新規顧客の獲得効果を踏まえて広告宣伝費を投下したことで、ダイレクトマーケティング事業の収益が大幅に改善したことも寄与した。
なお、22年2月期通期業績予想は、売上高477億円(前期比28.0%増)、営業利益40億円(同72.8%増)、純利益10億円(同2.1倍)の従来見通しを据え置いている。
株探ニュース