旭ダイヤが急落、23年3月期最終利益と配当予想を上方修正も材料出尽くし感
旭ダイヤモンド工業<6140>が急落。8日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想について、純利益を25億円から27億円(前期比17.9%減)へ上方修正し、中間8円・期末10円の年18円としていた配当予想を中間・期末各11円の年22円に引き上げると発表したが、目先の材料出尽くし感から売られているようだ。
欧州の景気減速などの影響に加え、工場の再編による費用の計上や電力費の上昇で売上高は410億円から406億円(同9.3%増)へ、営業利益は32億円から29億円(同3.2%増)へ下方修正した。ただ、円安による為替の影響が最終利益を押し上げる。なお、第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高196億5600万円(前年同期比8.1%増)、営業利益15億3600万円(同41.9%増)、純利益15億4900万円(同42.3%増)だった。
また、11月22日付で181万1400株(発行済み株数の3.25%)の自社株を消却すると発表した。消却後の発行済み株数は5388万8600株となる予定だ。
株探ニュース