タツモが大幅高、半導体関連株人気波及で足もとの業績急拡大を見直す動き
タツモ<6266>が大幅高、6%超の上昇で1880円台まで上値を伸ばし、年初来高値更新をにらんでいる。米国株市場で改めて半導体関連株に買いが集まっており、東京市場も関連銘柄に幅広く物色の矛先が向いている。同社は半導体製造装置やウエハー搬送ロボットを手掛けているが、新型コロナウイルス感染拡大の影響は軽微であり、20年1~3月期営業利益は前年同期比2.2倍の8億3100万円と中間期計画を既に超過していることで決算発表シーズン入りを前に注目度が高まっている。新型コロナの発生元で需要低迷が懸念されていた中国では政府当局の景気刺激策や移動制限の緩和・解除で経済活動が戻り始めていることで、中国や台湾を主な需要先とする同社にとって追い風が意識される。
最終更新日:2020年07月01日 10時18分
株探ニュース