SANKYOがS高カイ気配、上期営業65%増益見込みで大幅な増配・自社株買いがビッグサプライズに
SANKYO<6417>は寄り付きから大量の買い注文に値がつかず、気配値のまま株価水準を切り上げ、1000円高はストップ高となる7573円でカイ気配に張り付いている。パチンコやパチスロなど遊技機の製造大手だが、足もとの業績は絶好調に推移しており、21日取引終了後にこれまで非開示だった24年3月期上期(23年4~9月)業績予想を発表、営業利益は前年同期比65%増の435億円と急拡大する見通しとなった。好業績を背景に株主還元も強化し、今期年間配当を従来計画の150円の倍額となる300円とすることも併せて発表した。これにより、配当利回りは前日終値換算で約4.6%と高水準。更に発行済み株式数の17.21%相当の1000万株、金額ベースで657億3000万円を上限とする自社株買いを実施(22日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT―3」で実施)することも発表、これらがサプライズとなり、投資マネーが集中する格好となった。
株探ニュース