蛇の目が一時12%高、20年3月期営業利益が計画上振れ
蛇の目ミシン工業<6445>が大幅続伸して一時、前日比47円(12.4%)高の425円に買われ、年初来高値を更新している。7日の取引終了後、、集計中の20年3月期連結業績について、営業利益が7億円から11億円(前の期比4.3%減)へ、純利益が2億円から4億5000万円(同48.9%減)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感されている。
売上高は350億円(同8.3%減)とほぼ計画通りとなったものの、家庭用機器事業で海外向け新製品が高い評価を得るなど、高付加価値製品の売れ行きが想定を上回ったことが寄与した。また、新型コロナウイルスの影響により予期した以上の影響を被ったものの、一方で世界的に外出自粛の動きが出るなか家での過ごし方に注目が集まり、またマスク不足という背景からミシンを使った手作りマスクに関心が寄せられるなど、ミシンが取り上げられる機会が増えたこともプラスに働いた。
株探ニュース