日立が上場来高値更新、クリーン電力向け投資や生成AIによる「ルマーダ」強化策を評価
日立製作所<6501>が上場来高値を更新し、1万7000円台に乗せる場面があった。同社は7日、子会社の日立エナジーが変圧器や高電圧製品の製造能力向上に向けて、2027年にかけて45億ドルを追加投資すると発表した。スウェーデンの工場の増強やインド拠点を含めて人員を拡充する方針。生成AIの普及やデータセンターの拡大で電力需要の増加が見込まれるなかで、クリーンエネルギーをもとにした電力網の強化を促す。加えて日立は生成AIによりデジタルトランスフォーメーション(DX)支援事業である「ルマーダ」を強化する方針も示しており、成長戦略を好感した買いを集めたようだ。
株探ニュース