日立が急落、25年3月期調整後営業利益予想引き上げも市場の期待に届かず
日立製作所<6501>が急落している。30日の取引終了後に発表した25年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算は、売上高が前年同期比8.3%減の4兆5459億8200万円、最終利益が同39.8%増の2922億7300万円となった。通期の業績予想は売上高や調整後営業利益などの見通しを小幅に引き上げた一方、最終利益予想は据え置き、7~9月期に関しては最終減益で着地した。市場では物足りないとの受け止めが多く、売りが膨らんだようだ。
通期の調整後営業利益予想はこれまでの8550億円から8750億円(前期比15.8%増)に見直した。7~9月期ではDX(デジタルトランスフォーメーション)関連や送電網設備などの更新需要が拡大し収益を押し上げた。一方、日立Astemoの持ち分法投資損益が悪化した。
株探ニュース