日立やソニーGなど大型株が後場に強含む、GPIF利回り目標引き上げ方針が伝わる
日立製作所<6501>が大幅高。ソニーグループ<6758>が後場に再びプラス圏に浮上するなど、午後1時すぎから大型株が総じて強含みの展開となっている。厚生労働省は2日、社会保障審議会資金運用部会を開き、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の実質的な運用利回り目標を現行よりも0.2%引き上げて、1.9%とする案を提示した。運用利回りを高めるためにGPIFが運用資産に占める株式の比率を高め、結果として株買い需要が発生すると受け止めた投資家の買いが大型株を中心に入り、全体相場の押し上げに寄与したようだ。日経平均株価の上げ幅は一時300円を超えた。ファーストリテイリング<9983>が下げ幅を縮小し、ソフトバンクグループ<9984>が一時プラス転換。NTT<9432>が持ち直し、リクルートホールディングス<6098>が後場に一段高となった。
株探ニュース