富士電機が500円超の急騰演じる、パワー半導体の牽引で収益成長加速へ
富士電機<6504>が急反発、500円を超える上昇で5180円まで一気に駆け上がる場面があった。売買高も既に90万株近くに達し、前日終日分の商いを大きく上回っている。同社は重電大手でパワー半導体に強みを持ち、デジタル分野のテクノロジー企業として世界屈指の独シーメンスと提携関係にあり業容を広げている。同社が前日取引終了後に発表した21年3月期決算は減収ながら営業利益が前の期比14%増の485億9500万円と2ケタ増益を達成した。また、22年3月期については前期比24%増の600億円と更に伸びが加速する見通し。パワー半導体は、世界的な電気自動車(EV)シフトが進むなか、キーデバイスとして今後一段と市場拡大が続く見通しにあり、同社の収益成長シナリオが意識されている。
株探ニュース