オキサイドがカイ気配で推移、22年2月期業績予想の上方修正とUJCとの資本・業務提携を好感
オキサイド<6521>がカイ気配でスタートしたのち気配値を切り上げている。14日の取引終了後、22年2月期の単独業績予想について、売上高を42億7900万円から48億1000万円(前期比34.4%増)へ、営業利益を4億1600万円から5億5400万円(同51.5%増)へ、純利益を3億5400万円から4億6800万円(同50.7%増)へ上方修正したことが好感されている。
ヘルスケア分野でのがん検診装置の堅調な需要や、半導体分野での世界的な半導体需要拡大に支えられて単結晶並びにレーザ製品などの販売が好調に推移したことが要因としている。なお、同時に発表した第2四半期累計(3~8月)決算は、前年同期との比較は開示されていないものの、売上高24億5200万円、営業利益3億3800万円、純利益2億6400万円だった。
また、名古屋大学発スタートアップ企業でパワー半導体SiC単結晶の開発・製造・販売を目指すUJ-Crystal(UJC、名古屋市千種区)と資本・業務提携するとあわせて発表しており、これも好材料視されている。UJCは溶液法といわれる結晶成長方法を用いて同単結晶を育成することを特徴としているが、溶液法はオキサイドが得意としている単結晶育成技術のうち、高周波誘導加熱CZ法と技術的親和性が高く、UJC社への出資などを通じてSiC単結晶の量産化に向けた研究開発を進めるのが狙いとしている。
株探ニュース