新興市場銘柄ダイジェスト:インバウンドPFは大幅に4日ぶり反発、ヘッドウォーターがストップ高
<5587> インバウンドPF 1709 +130
大幅に4日ぶり反発。10月の訪日外国人客数が251万6500人となり、新型コロナウイルス感染症拡大後初めて19年の同月水準を超えたと日本政府観光局が発表している。シンガポールなど東南アジアに加え、欧米豪地域からの客数が増加したことが押し上げ要因となった。観光客増加でインバウンド需要の拡大が期待できるとの思惑から、旅工房<6548>やベルトラ<7048>、アドベンチャー<6030>などとともに関連銘柄として物色されているようだ。
<4937> Waqoo 2230 -500
ストップ安。24年9月期の営業損益予想を前期比76.2%減の0.66億円の黒字と発表している。売上高予想は18.9%増の20.52億円としているが、薬用炭酸ヘッドスパ育毛剤を成長軌道に乗せるための先行投資や血液由来加工療法の営業強化などで減益になる見込み。同時に発表した23年9月期の営業損益は2.77億円の黒字(前期実績0.39億円の赤字)で着地し、会社計画(2.50億円の黒字)を上回った。
<4011> ヘッドウォーター 9350 +1500
ストップ高。オープンソース・ソリューションプロバイダーのレッドハット(東京都渋谷区)のRed Hat Ready Businessパートナーに認定されたと発表している。レッドハットのテクニカル・サポートや教育・トレーニング・プログラムを利用できるようになる。14日に23年12月期売上高予想を従来の21.09億円から23.20億円に上方修正(営業利益予想は1.20億円で据え置き)したことも引き続き買い材料視されているようだ。
<5027> AnyMind 808 -7
朝高後、マイナス圏に転落。グループ会社のPT Digital Distribusi Indonesia(DDI)が英レキット社子会社で米大手粉ミルクメーカーのミード・ジョンソン社とインドネシアでのEC販売パートナー契約を締結したと発表している。DDIはインドネシア最大級のECモール「Tokopedia」をはじめとするECモールでのストア運営や在庫管理、カスタマーサポートなどを包括的に支援する。
<9212> GEI 757 +68
大幅に8日ぶり反発。住友林業<1911>と木質バイオマスを原料としたバイオリファイナリー事業の推進で資本業務提携すると発表している。植物や農作物などのバイオマスを原料に化学品や燃料を作り出す技術で、石油化学に代わる技術として期待されているという。将来的には木質バイオマスを原料とした化学品の商用生産を目指す。住友林業はGreen Earth Institute株90万株を取得する。発行済株式数に対する割合は7.98%。
<4374> ロボペイ 2454 +131
大幅に続伸。10月の売上高が前年同月比35.0%増の2.05億円だったと発表している。前月(33.1%増)から伸びが加速した。請求管理ロボは38.3%増の0.78億円、サブスクペイは34.0%増の1.25億円。また、請求管理ロボでファイル添付機能をリリースしたと開示している。請求書へ関連帳票を添付するための手作業が減少し、請求元は請求書と関連帳票を一括送付できるようになるという。
《ST》
株探ニュース