シキノハイテック大幅高、業績増額受け投資資金の流入加速し昨年来高値も視野
シキノハイテック<6614>がカイ気配スタートで大幅高に買われており、一時昨年12月9日ザラ場以来となる3300円台に乗せた。11月25日につけた昨年来高値3455円も視野に入る状況となっている。
同社は車載向けを中心とする半導体検査装置の開発や、LSI設計・開発などを手掛け、パワー半導体の設計で強みを有している。また、カメラモジュール及び画像処理システムの開発・製造でも高い実績を誇る。前週末10日取引終了後に23年3月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来計画の4億1000万円から5億9000万円(前期比49%増)に増額した。車載向けが好調を維持し全体収益に貢献しているほか、インフラ・生産設備などの投資需要拡大も寄与している。部品の長納期化や価格高騰の影響を考慮したうえで、順調な受注環境が維持できており、足もとの業績は会社側の想定を上回って推移している。これを好感する形で投資資金が流入した。
株探ニュース