WSCOPEがS安ウリ気配、販売数量減少で18年12月期業績予想を下方修正
ダブル・スコープ<6619>がストップ安の984円水準でウリ気配となっている。9日の取引終了後、18年12月期の連結業績予想について、売上高を140億円から91億円(前期比4.4%減)へ、営業損益を7億円の黒字から24億円の赤字(前期2億7400万円の黒字)へ、最終損益を4億円の黒字から21億円の赤字(同1億1900万円の赤字)へ下方修正したことが嫌気されている。
中国市場で、短期的にEVバスなどの用途に大規模なリン酸鉄系電池供給を続けてきた顧客の生産が低下し、同社の販売数量も減少していることに加えて、製造子会社の初期費用の負担が増加していることが売上高・利益を押し下げた。また、上期に対ドルおよび円での韓国ウォン高も利益を圧迫した。
なお、同時に発表した第2四半期累計(1~6月)決算は、売上高42億2700万円(前年同期比5.9%減)、営業損益8億7500万円の赤字(前年同期3億5500万円の黒字)、最終損益5億2000万円の赤字(同1億3900万円の黒字)だった。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)
株探ニュース