正興電が急反落、中国現法の停滞で上期業績予想を下方修正
正興電機製作所<6653>が急反落している。27日の取引終了後、第2四半期累計(1~6月)連結業績予想について、売上高を119億円から112億5000万円(前年同期比9.3%減)へ、経常利益を5億6000万円から5億1000万円(同2.4%増)へ下方修正したことが嫌気されている。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、第1四半期に中国現地法人の事業活動が停滞したことや、国内でも中国からの部材調達が滞ったことにより家庭用蓄電システムの販売活動が遅れたことなどが要因という。また、時価が著しく下落している上場株式について、減損処理による投資有価証券評価損を引き続き計上する見込みという。
同時に発表した第1四半期(1~3月)決算は、売上高58億8900万円(前年同期比22.7%減),経常利益2億9400万円(同30.6%減)だった。なお、20年12月期通期業績予想は、売上高260億円(前期比6.1%増)、経常利益15億4500万円(同53.4%増)の従来見通しを据え置いている。
株探ニュース