ユビテックが一時30%高、工場設備リアルタイム監視システムを刷新
ユビテック<6662>が急反騰し一時、前日比70円(30.4%)高の300円に買われている。18日の取引終了後、工場設備リアルタイム監視システム「D-COLLECT」に人工知能(AI)の解析により製品不良要因を特定する機能を追加し、製品不良改善サービスへ刷新したと発表しており、これが好感されている。
従来の「D-COLLECT」では、製造設備から発する信号を取り込むことで設備の稼働をリアルタイムに「見える化」するサービスを提供し、適切な生産計画と進捗管理を実現していたが、今回のシステム刷新では製品製造時の原材料や生産設備、金型などのデータを蓄積。これをAIで解析することで製品の不良要因を特定する機能を追加し、製品不良を改善するサービスへと刷新したという。
また同時に、工場や工事現場などで働く作業者の安全を見守る安全衛生支援サービス「Work Mate」に、新たに熱中症予兆検知機能を追加すると発表しており、これも好材料視されている。
「Work Mate」は、スマートウォッチを装着し、製造現場や建設現場などの作業者の「転倒・転落検知」「SOSアラート通知」「屋内外位置測位」「バイタル情報測定」の各種情報を取得できる作業者の安全見守りサービス。実証実験で得たバイタルデータを解析して、新たに心拍数から熱中症の予兆となる大量発汗の状態を検知するアルゴリズムを独自に開発したことで、熱中症発症前の「予知」を可能にしたとしている。
株探ニュース