GSユアサが急落、国内外での公募とホンダへの第三者割当増資発表で希薄化を懸念
ジーエス・ユアサ コーポレーション<6674>が急落した。20日の取引終了後、国内外での公募増資とホンダ<7267>を割当先とする第三者割当増資、需給状況に応じたオーバーアロットメントによる株式売り出しを決議したと発表した。1株利益の希薄化と株式需給の悪化を懸念した売りが膨らんだ。
公募により新株1521万9400株を発行。発行価格は11月29日から12月5日までのいずれかの日に決める。ホンダを割当先とする新株249万7700株の発行に加え、上限228万2900株のオーバーアロットメントによる売り出しを行う予定。発行済み株式総数は最大で24.81%増加する。
GSユアサは手取り概算で最大約471億6300万円を調達し、電気自動車(EV)用リチウムイオン電池向けの新工場の設備投資や次世代電池の研究開発などに充てる。ホンダも持ち株比率は3.00%から4.89%に上昇する見通し。
株探ニュース