トラースOPは水準切り上げる、2~4月期営業黒字転換がサプライズに
トラース・オン・プロダクト<6696>はカイ気配スタートで水準を切り上げている。同社は情報機器装置の開発・製造販売を手掛ける企業で、4月に「ピースリー」から商号を変更している。7日の取引終了後、23年1月期第1四半期(2~4月)の決算を発表。営業損益が前年同期の赤字から黒字転換となる2800万円で着地しており、通期で営業赤字を見込んでいるだけにこれがサプライズとなって買いを呼び込んでいるようだ。
売上高も前年同期比2.1倍の2億300万円と好調だった。サイネージ案件が堅調だったほか、前期からのサーバー納品の期ずれ案件が順調に着地したことや、既存顧客からSTB(セットトップボックス)大型受注案件があったことが大きく貢献した。また、固定費削減策が奏功したことも寄与した。
株探ニュース