6727東証P貸借
業種 電気機器

ワコム 株価材料ニュース

707
0
0.00%
業績
(15:00)
PTS

(ー)
株価は20分ディレイ

ワコム Research Memo(11):2022年3月期は過去最高額となる1株当たり20円配を実施

特集
2022年6月8日 16時11分

■株主還元

ワコム<6727>の株主還元策については、将来の事業展開と経営体質の強化のために必要な内部留保を確保しつつ、安定した配当の継続と機動的な自己株式取得の実施を基本方針としている。特に配当については、適正な財務の健全性を確保することを念頭に、連結ベースの配当性向の目安を30%程度としたうえで、1株当たり配当金の中長期的な増加を通じた利益還元に努めていく考えだ。また、事務コストを考慮し、配当金の支払い回数は期末の年1回としている。一方、自己株式の取得については、投資機会や財務状況などを考慮のうえ、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策として遂行していく方針である。「Wacom Chapter 3」においては総額100億円を上限とする自己株式の取得方針を策定している。

2022年3月期の1株当たり配当金については、期初予想15.0円から、過去最高額となる20.0円に増額修正した(配当性向は29.4%)。2021年3月期の配当実績19.0円(普通配当13.5円、特別配当5.5円)と比べると、普通配当ベースで6.5円(特別配当を含めると1.0円)の増配となる。2023年3月期については、現時点で前期と同額の1株当たり20.0円を予想している(配当性向予想は31.2%)。

自己株式については、2021年5月12日付発表の自己株式取得方針に基づき、累計30億円(352万株)を取得した。また、保有する自己株式(期末保有株数は約757万株)のうち、200万株を2022年5月26日に消却している。2023年3月期は20億円を上限(400万株上限)とする自己株式の取得を予定している。

パートナーとの協業を含めた研究開発関連投資と、配当性向、自己株式取得を通じた株主還元のバランスを取っていくにあたり、資本活用の効率性(ROE)、事業運営の効率性(ROIC)に目配せしながら、キャッシュ・フローを有効に活用していく考えのようだ。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)

《EY》

提供:フィスコ

株探ニュース

▶︎この銘柄を取引する

証券会社のアプリを起動して
この銘柄の取引画面へ移動します

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.
各証券会社のスマホアプリを起動できます。アプリのインストールがまだの場合は、以下からダウンロードしてください。
SBI証券 株 アプリ
閉じる