TDKが頑強、データセンター向け大幅回復で今期業績・配当予想を上方修正
TDK<6762>が頑強な動き。朝安後に切り返す展開となっている。1日、25年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を上方修正し、材料視されたようだ。今期の売上高予想は150億円増額して2兆1200億円(前期比0.8%増)、最終利益予想は320億円増額して1600億円(同28.3%増)に見直した。上期において、スマートフォンなどの新モデルの立ち上がりにより二次電池やセンサーの販売が拡大した。更に、前期は低調だったデータセンター向けの需要が大幅に回復し、HDD用ヘッドの販売が好調に推移した。中間配当は従来予想から10円増額し70円とした。同社は10月1日に1株を5株に分割している。期末配当予想はこれまでの12円から14円に修正。株式分割前のベースで年間配当予想はこれまでの120円から140円(前期は116円)に上振れする形となる。
株探ニュース