ヨコオ急反発、20年3月期営業利益6割増益受け後場急動意
ヨコオ<6800>が後場急動意、全体軟調相場に抗して5%を超える上昇で2700円台に歩を進めた。自動車用アンテナのトップメーカーだが、半導体向け回路検査用コネクターや無線通信機器なども手掛ける。同社がきょう前場取引終了後に発表した20年3月期の決算は営業利益段階で前の期比62%増の49億1600万円と大幅な成長を達成した。自動車用アンテナは苦戦したものの、回路検査用コネクターや無線通信機器が収益を押し上げており、これが評価された。21年3月期営業利益は前期比19%減の40億円を計画しているが、新型コロナウイルスの影響で自動車販売の落ち込みが予想される環境下にあって業績の悪化は多分に織り込まれており、目先買い戻しを誘発している。
株探ニュース