アドテストやディスコが反発、米SOX上昇で半導体関連はショートカバーの流れ
アドバンテスト<6857>やディスコ<6146>が反発している。11月の米消費者物価指数(CPI)の伸び率が市場予想と一致し、これを受けて今月に開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%幅の利下げが決まるとの見方が一段と強まった。カナダ中銀も2会合連続となる0.5%幅の大幅利下げに踏み切ったほか、ECB(欧州中央銀行)においても利下げが決まるというのが市場のコンセンサスとなっている。欧米中銀の利下げにより世界的に金利に低下圧力が掛かれば、ハイテク関連株への資金が流入するとの期待が株式市場においては膨らみつつある。前日の米株式市場ではナスダック総合株価指数が初めて2万台に達し、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が2%を超す上昇となったことを受け、日本の半導体関連株に対するショートカバーが誘発される形となったようだ。東京エレクトロン<8035>やソシオネクスト<6526>なども上昇している。
株探ニュース