個人投資家・有限亭玉介:[戦略]目先は業績期待株に絞りつつグロース市場の復調に備える【FISCOソーシャルレポーター】
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2024年7月22日13時に執筆
6月の米CPIが前月比で0.1%低下した事で、FRBの利下げ観測が強まっているようです。景気悪化を株式市場が好感するというのもおかしな話ですが、投資家達が長い間待ち侘びていた利下げへの期待は相当なものなのでしょうねぇ。
改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。
米大統領選の討論会とトランプ氏の暗殺事件を経て「ほぼトラ」から「確トラ」へムードが高まってきました。「確トラ」ムードを受けて、トランプ氏の関連銘柄へ短期資金が一気に流入したようです。
しかし、このまま強気で上昇相場へ向かうと思われた矢先、7月15日~19日の日経平均は一転して地合いが悪化しました。19日の場中では一時的に4万円を割っており、どうにも油断できない相場が続いております。せっかくグロース株の上昇機運が高まってきたところで水をさされては困りますねぇ…。
また不確実性が高まって大型バリュー株ばかりが物色される相場に逆戻りするのでしょうか。目まぐるしく変わる世界情勢の中で、株式市場に与える影響力の強い材料を見定めるのも投資家の腕の見せ所ですな。今後の株式市場の方向性を占う上で7月30・31日に開かれる日銀金融政策決定会合と米FOMCは注視しなければなりません。
さて、外部環境の不確実性が高まるほど安定したパフォーマンスを発揮している業績期待株への物色が進むと思われます。目先では業績期待株をしっかり監視しつつ、このまま米金利の低下でグロース市場が幅広く買われるのであればIPOやバイオ株にも目を向けていきたいですねぇ…。
まずはインフレで物色されている不動産関連株からスター・マイカHD<2975>です。直近で年初来高値を更新しました。割安感もあり業績も堅調で、週足では13週・26週・52週線を全て上回って推移しております。同じく不動産関連としてワンルーム投資マンションを展開するグッドコムアセット<3475>も割安水準で下値を切り上げてきました。
自動車向け半導体等の電子部品商社であるミタチ産業<3321>も、PER・PBRが割安水準となっております。7月5日の決算発表によると25年5月期は増益となる見通しで、併せて年間配当で5円の増配が好感されました。直近のチャート(日足)はじわじわと切り上げており、今年2月に付けた高値1285円を上抜ける事ができるかと監視中です。
電気計測器を手掛ける日置電<6866>は、7月9日に下方修正と共に自社株買いを発表するとアク抜け感から動意しました。中国におけるEV市場の成長鈍化懸念を織り込んだものとして、同16日に発表された減益決算の発表後も尚、強含んできていますな。保ち合いを上抜いてこれるか…と、監視中です。
基礎工事大手の日本基礎技術<1914>は、好調な決算な割にまだまだPBRが1倍割れと、バリュー面からしても底強いトレンドがありそうだと注目中です。国策である「国土強靭化」に加え、先の都知事選においても謳われた防災関連銘柄としての強みがありますな。8月13日の決算発表後にどう動いてくるか…ですねぇ。
同じく都知事選の時から「少子化対策」関連株としての思惑がありましたが、7月16日に「東京都から卵子凍結に係る対象者向けオンライン説明会運営業務を受託」と発表したセルソース<4880>は、急動意してきましたねぇ。将来的な業績面での期待が先行するかと注目中です。
最後は英語コーチングサービスを展開するプログリット<9560>です。様々な翻訳ツールはあれど、インバウンドや外国人労働者の増加で、コロナ以前よりも英語(語学)へのニーズも拡大しているのでしょうねぇ。業績も拡大傾向で、24年8月期は過去最高益を更新する予想です。
さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「アル」と共にお待ち申し上げております。
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執筆者名:有限亭玉介
ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず
《TY》
株探ニュース