シスメックスは年初来高値更新後に値を消す、マイナス70度超低温帯での混載輸送開始
シスメックス<6869>は年初来高値を更新する1万5540円まで上昇する場面がみられたものの、その後は週末を前にしたポジション調整の売りなどで値を消している。同社は23日取引終了後、ヤマト運輸(東京都中央区)と連携し、シスメックスの拠点(神戸市)から検査機関(川崎市)まで、体外診断用医薬品の業界では国内初となる遺伝子検査用試薬のマイナス70度超低温帯での混載輸送をドライアイスフリーで開始したと発表し、寄り付きは買いが優勢となった。
この取り組みは厳格な品質・温度管理が必要な医薬品のマイナス70度超低温帯での長距離輸送において、これまで不可欠と考えられていたドライアイスを一切使用しない、環境への配慮と低コストを両立したモデル。今後、対象品目・配送エリアの拡大に取り組み、持続可能な医薬品コールドチェーンを実現し、医療現場への高品質かつ安定した製品供給を行うとしている。
株探ニュース