レーザーテック、信越化など高い、半導体設投活発化でシリコンウエハー出荷も増勢一途
レーザーテック<6920>が売買代金トップで1000円超の上昇をみせているほか、東京エレクトロン<8035>も7連騰と上値追いを継続。また、シリコンウエハー世界トップシェアの信越化学工業<4063>も5連騰と気を吐いており、半導体関連株が総じて強い動きを示している。
半導体の需給逼迫が続いているが、国際半導体製造装置材料協会(SEMI)によると、半導体メモリーやロジックなどの基板素材であるシリコンウエハーの21年4~6月期の世界ベース出荷面積は2四半期連続で過去最高を記録、信越化やSUMCO<3436>など関連企業の収益機会も一段と広がっている。韓国のサムスン電子や台湾のTSMCなどの大手半導体メーカーは生産能力増強を競っている状況で、日本の半導体製造装置メーカーに吹く追い風も強い。そうしたなか、前日の米国株市場では半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が反発し、再び過去最高値をうかがう動きにあり、東京市場でも同関連銘柄の株価を後押しする格好となった。
株探ニュース