レーザーテクが利食いこなし上値指向継続、SOX指数6日ぶり切り返し追い風局面に
レーザーテック<6920>が3日続伸。ここ再び上げ足を強め、今週前半に大きく値幅を出したこともあって目先筋の利益確定売りも観測されるが、それをこなして上昇トレンドを維持。2月16日につけた上場来高値4万3710円奪回も徐々に意識される場面となってきた。半導体マスク検査装置とマスクブランクス検査装置のグローバルニッチトップで、後者については世界シェアを独占しており、海外機関投資家からも注目度が高い。生成AI市場の拡大を背景に、米国株市場ではAI用半導体で圧倒的存在となっているエヌビディア<NVDA>をはじめ半導体関連銘柄への物色人気が再燃している状況にある。半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は前日に最高値を更新したNYダウやナスダック総合株価指数と比較すると戻り足が鈍かったが、FRBによる利下げ期待が再燃したことでリターンリバーサル狙いの資金が流入しやすくなった。同指数は前日は6日ぶりに反発に転じ、これが常に売買代金で群を抜くレーザーテクをはじめ半導体セクターの主力株に追い風となっている。
株探ニュース