ファナックが大幅3日続伸、中国向けロボショット堅調で25年3月期業績予想を上方修正
ファナック<6954>が大幅高で3日続伸している。29日の取引終了後、25年3月期の連結業績予想について、売上高を7464億円から7843億円(前期比1.4%減)へ、営業利益を1210億円から1430億円(同0.8%増)へ、純利益を1073億円から1253億円(同5.9%減)へ上方修正したことが好感されている。
第1四半期(4~6月)において自動車関連向けロボットが欧米、国内で堅調だったほか、ロボマシン部門で中国向けロボショット(電動射出成形機)の需要が伸びたことなどを反映させた。
なお、第1四半期決算は、売上高1951億円(前年同期比3.3%減)、営業利益329億5800万円(同1.1%増)、純利益288億300万円(同5.0%減)だった。FA部門で工作機械業界の需要が国内を含む世界各国で低調に推移したほか、中国向けロボットで好調だったEV関連向けが下降気味となり、インフラ関係と電子産業向けも低調だった。
株探ニュース