日本CMKが大幅高で2年ぶり高値圏浮上、業績急改善で信用取組に着目
日本CMK<6958>が大幅高で3連騰、一時8.6%高の622円まで駆け上がり年初来高値を更新した。時価は約2年ぶりの高値水準でなお上値指向が強い。プリント配線板のトップメーカーで車載向けに高水準の需要を取り込んでおり、22年3月期は営業損益段階で18億円(前期実績は16億7600万円の赤字)と大幅な黒字転換が見込まれている。株式需給面では信用取組が大幅に売り長となっていることが注目され、3日申し込み現在で売り残は130万株を超えているのに対し、買い残は48万株に過ぎず、信用倍率は0.36倍と踏み上げ相場の素地を内包している。前週末3日に三菱UFJモルガン・スタンレー証券が同社の投資判断を「Neutral(中立)」から「Overweight(強気)」に引き上げ、目標株価も460円から600円に上方修正したが、時価は既にその新規目標ラインを突破している。
株探ニュース